Cell

PAN Biotech社の無血清培地

細胞培養ではRPMI1640やDMEM、IMEMのような基礎培地に、ウシ胎児血清等の増殖因子を添加し、培養を行う事が一般的とされてきました。しかし、ロット差による増殖能の違いや、狂牛病問題、動物愛護等の観点より、次第に動物由来の増殖因子を含まない、無血清培地が徐々に広まりつつあります。

>> ウシ胎児血清(FCS)添加培地のデメリット

  • 組成が一定ではなく、週齢、生産地、飼育飼料、および採取年により変化してしまいます。
  • 安定した培養を行うためには、必ずロットチェックを行わなければなりません。
  • 伝染性海綿状脳症(TSE)因子、バクテリア、菌類、
    マイコプラスマ、およびウィルス汚染のリスクがあります。
  • 血清由来のタンパク質またはパイロジェンによるコンタミリスクがあります。
  • 培養により生産された物質を精製する際に、多大な労力を必要とします。
  • 安定供給が難しくなります。

>> 無血清培地のメリット

  • 培地組成が常に一定のため、培養の再現性が約束されます。
  • ロットチェックが不要になります。
  • 伝染性海綿状脳症(TSE)因子、バクテリア、菌類、マイコプラスマ、
    およびウィルス汚染のリスクが低減されます。
  • 血清由来のタンパク質またはパイロジェンによるコンタミリスクがありません。
  • 培養により生産された物質を精製する際に、簡便におこなう事ができます。
  • 安定供給が可能です。

>> 無血清培地・無タンパク培地・ケミカリーデファインド培地について

  • 無血清培地は精製したタンパクや特定血清成分(例アルブミン、トランスフェリン、インスリン等)を含んでいる場合があります。詳細につきましては各製品ページをご参照ください。
  • 無タンパク培地はタンパク質成分を一切含まず、代わりにアミノ酸やハーブ由来加水分解産物等を高濃度で含有した細胞培養用培地です。
  • ケミカリーデファインド培地にはタンパク質・加水分解物などの構成未知成分は一切含まれておりません。含有する全ての成分において化学構造が判明した細胞培養用培地です。特徴としてロット間差、や安定性の点では一番すぐれた製品です。

無血清培地及び血清代替物:

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