Cell

◆ 世界初の付着性細胞の自動クローニングシステム
ドイツAVISO Mechatronic Systems社が開発し、ご提供する自動細胞クローニングシステムCellCelector™(セルセレクター)は世界で初めてトリプシンを使用して付着性細胞のクローニングを可能にした画期的なシステムです。
CellCelector™はクローニングするコロニーや細胞の特徴をあらかじめ設定することが可能です。細胞培養ソースディッシュをシステム上にセットするだけで、該当するコロニーが全て自動的に認識されます。認識されたコロニーはディッシュから自動回収後、さまざまなフォーマットのタイタープレートに自動分配されます(ソースプレートもディッシュやプレートなど各種フォーマットに対応します)。
クローン回収パラメーターは自由に設定することが可能です。トリプシン反応の際に重要となる、トリプシン濃度(量)、反応温度そして反応時間を細胞種の性質にあわせて、最適化することが可能です。この機能は細胞に与えるダメージを抑制することができ、非常に効果的です。
ロボットアームを交換することにより、付着性細胞のクローニング以外にも、メチルセルロースゲルからのコロニー回収やガラスキャピラリーによるシングルセルの回収用へと、仕様を簡単に変更することが可能です。

新開発されたCloneTip® テクノロジー
左:トリプシン及びクローン回収用チップ
中央:CloneTip
右:ConeTip にクローン回収用チップを差し込んだ状態
CellCelector™システムでは、滅菌作業を一切必要としないディスポーザブルチップを用いてクローニングを行うため、コンタミネーションの心配や洗浄ステップの時間は必要ありません。
◆ 付着性細胞の回収手順

ロボットアームの先端部分のツールがチップを持ち上げる

チップ内にトリプシンを吸引する

次にその外側にCloneTipを重ねるように持ち上げる

この状態でディッシュ上に移動する

目的のクローンを取り囲む様にして、CloneTipとディッシュ表面とを密着させ、トリプシン処理を行う

最後にCloneTipを取り外し、回収したコロニーをタイタープレート中のウェルに分配する
◆ 付着性細胞の回収例

左:マウスembryonic stem cell (ES)コロニー回収前
右:回収後

左:ヒト293T embryonic kidney cell (HEK293T)
コロニー回収前。 右:回収後
◆ メチルセルロースゲルからのコロニー回収
CellCelector™を使用してメチルセルロース培地中で生育している、ハイブリドーマセルや各種浮遊性細胞を回収することが可能です。蛍光検出が可能な仕様を用いることにより、蛍光ハローを認識して効率的に目的のクローンを回収することが可能になります(右下写真)。
メチルセルロースゲルからのコロニー回収の際にはCloneTipは使用せず、メチルセルロースゲル対応のディスポーザブルチップを使用します。

メチルセルロース用
ディスポーザブルチップ使用時
(写真は1mm径)

ハイブリドーマセルの回収(蛍光ラベルしたhIgG抗体で認識)
右上:回収前。左上:回収後の拡大写真(中央部が回収された部分)
◆ ソフトウェア特長
CellCelector™のソフトウェアは、バイオテクノロジー研究を目的として用いられる様々なタイプの細胞のクローニングをサポートいたします。簡単操作と優れた画像処理をコンセプトとして設計されています。高解像度CCDカメラと顕微鏡システムにより、ディッシュや培養プレート上の細胞を高画質画像として捉え、その特徴をシングルセルレベルで認識し、回収することが可能です。またスキャンしたディッシュの画像および細胞の回収作業の前後の画像はデータベースに自動保存されます。作業終了時にピッキング内容を情報シートと画像の両方で確認することが可能です。
目的のシングルセルやクローンの特徴(大きさ、カラー、直径、形状など数十種類以上)をパラメーター設定することにより、該当するクローンが全て自動的に検出される画期的なシステムです。
システムは認識されたクローンを自動的に回収します。またモニター画面上に映し出されるペトリディッシュの画像で確認しながら、回収したいシングルセルまたは、クローンを選択する事も可能です。
蛍光ランプの使用時には、各種蛍光フィルターを利用することが可能になりました。


クローン回収パラメーターの簡単設定画面
1)目的細胞を補足した後のリンス条件を設定
2)トリプシンインキュベーション時間の設定
3)目的細胞を剥離する為の懸濁条件を設定
4)目的細胞を剥離した後の回収条件を設定
◆ CellCelector™アプリケーションの応用例
1:トランスフェクション細胞や初代培養細胞のクローニング
トランスフェクション後に培養して生育するコロニーを自動クローニングします。
分配された各クローンから、目的の遺伝子が導入された細胞をスクリーニングします。
また、各種初代培養細胞株の樹立などにも利用可能です。
2:モノクローナル抗体作製時におけるクローン細胞の単離
細胞融合後に培養して生育するコロニーを自動クローニングします。
分配された各クローンから、目的の抗体を産生するハイブリドーマをスクリーニングします。
さらに高濃度で抗体を産生する候補クローンを、蛍光技術を利用して効率的にスクリーニングすることも可能です。
3:シングルセルのピッキング
細胞懸濁液中のシングルセルを専用のガラスキャピラリーツールにより、ピッキングをおこないます。
画像解析には顕微鏡システムを採用しているため、細部までクリアーなイメージを得ることが可能です。
4:ターゲティングマウス作製を目的としたマウスES細胞のクローニング
相同組換えされたES細胞コロニーに対して、形状や大きさなどのパラメーターによって、良好なコロニーの特徴を判別し、自動クローニングすることが可能です。
CellCelector 仕様
| CCS 1000M | CCS 1000A | CCS 1100 | ||
| セルセレクター本体 | ||||
| デッキトレイ | ○ | ○ | ○ | |
| ロボットアーム | ○ | ○ | ○ | |
| 緊急停止モジュール | ○ | ○ | ○ | |
| パワーサプライ | ○ | ○ | ○ | |
| 制御用コンピュータ | ||||
| Windows XP | ○ | ○ | ○ | |
| モニター ( 15inch TFT 液晶 ) | ○ | ○ | ○ | |
| 顕微鏡 | ||||
| オリンパス社製倒立型 | ○ | ○ | ○ | |
| CCDカメラ | ||||
| 白黒 | ○ | ○ | ||
| カラー | ○ | |||
| ステージ | ||||
| コンピュータ制御顕微鏡クロステーブル | ○ | ○ | ○ | |
| 光 源 | ||||
| ハロゲンランプ | ○ | ○ | ||
| 蛍光ランプ | ○ | |||
| ソフトウェア | ||||
| イメージングソフトウェア | ○ | ○ | ○ | |
| Robotics Software | Manual | Automatic | ||
| サンプル回収 | ||||
| 標準192サンプル (96Well plate 2枚) | ○ | ○ | ○ | |
| 回収用プレート、チップ及びクローンチップ | ||||
| 96ウェルプレート(標準) | 最大2枚 | |||
| 分注チップ | 最大192本 | |||
| クローンチップ | 最大192個 | |||
| 安全キャビネット(オプション対応) | ||||
| オプション | ○ | ○ | ○ | |
| 価 格 | \25,000,000 | \35,000,000 | \41,000,000 | |
| ※定価、製品仕様は予告無く変更する事がありますので予めご了承ください。 | ||||


